ガンダムと宇宙とゆかいな仲間たち




2002.6.17
2002.10.xx


2003.1.10
(1)序章 導かれて・・・

それは、昼休みと同時、12:01に届いたメールによって始まった!


∀∀∀∀∀∀∀∀∀∀ メール引用(作成:同志B 無断引用だよ〜) ∀∀∀∀∀∀∀∀∀∀∀

<件名>
緊急招集

<本文>
本日PM8:45頃品川に緊急召集することが決定した。
同志C、同志Dの2名は「・・・承知した」とのこと。
どうよ?

∀∀∀∀∀∀∀∀∀∀            メール引用 終         ∀∀∀∀∀∀∀∀∀∀∀


初め、理解できなかった。どうして品川?
しかし、次の瞬間、眉間の辺りに閃光が走った!
そうか、そういうことか!
同志Bのwebに
”□品川IMAX「SPACE STATION」 1/10で一旦上映終了
とあるHPでキャッチした情報によると1/10で一旦上映終了とのこと。
ショック!!
都合がつけば最終日にもう一回行ってこようかと思う。(3回目)”
(↑またまた勝手に引用、ごめん!)
と言う記述があったことを思い出したのだ!


この日は、もし早く仕事をあがれたら、先輩と飲みに行く約束をしていたのだが、
速攻断った。

 しかしながら、実際はこの日、メールをもらったお昼の時点で、
20:45に品川に着ける保証はなかった。
 午後は、仕事中ず〜っとIMAXシアターのことと、そして翌日に控える”予定
が頭を支配していた。今日ここでIMAXシアターに行かねば、俺の”宇宙史(宇宙歴)”に
後悔という文字が残ってしまう。ネタ的(?)にも行かねば、という結論に至った。

 「行っきま〜す」という件名で返信した後は、いかに間に合うように仕事を切り上げるかに
全神経を集中した。
 実際、この日は、仕事が立て込んでいて、従順にしたがっていては、待ち合わせ時刻に
間に合わない可能性が大であった。
 前述の飲みをキャンセルした際、「急用ができて」と断ったので、2時間残業後の夕飯休憩
突入時に「すいません、今日はお先に帰らせて下さい。あと明日休ませてもらいます!」と
言い捨てて、速攻帰り支度に取りかかった。


(2)導かれし者たち
 昨年の2/17(日)が「そして伝説へ」だったらば、こういうサブタイトルでも良いだろうか?

 同日、20:45品川駅改札、あの時と同じメンツが集まった。
驚きである。不景気で暇かもしれないが、その日の昼に招集があり、フルメンバーが揃うとは!
皆そんなに宇宙が好きか?宇宙に行きたいか?
 まぁ、そんなことはどうでも良い。こういう連中がいなければ、日本の明日はない。
つまり、ガンダムSEEDなんか見て育った子供達に、将来の日本を託せるか?ってことだ(!?)
別に俺等は託されてないが・・・。

 さて、品川プリンスホテル(群)に向かう途中に、赤恥青恥の街頭インタビューを
やっていたのだが、それを見て思い出したことがあった。
 去年の大晦日、お昼頃のNHK総合の生放送特番で、秋葉原で街頭インタビューをしていた。
「今年一番印象に残ったことは何ですか?」的質問を生でしていたのだが、
模範解答的に「W杯」という答えだったりしたのだ。
ちなみに、この前日、12/30夕方に私は秋葉原にいた。ちょっとタイミングがずれれば、
私もこのインタビューに答えていたかもしれない。そうしたら、こう答えていただろう。
「えっ?NHKですか?もう終わっちゃいましたけど、トップランナーという番組ありましたよね。
あれの収録を見に行って、ゲストに質問したんですけど、ゲストが一番真剣にかつ最も長く
僕の質問に回答してくれたのに、お宅の局は見事にカットしてくれちゃいました。
これが今年一番印象に残った出来事です。」
大晦日昼間、こんな妄想をしていたことを・・・。

 さて、いつものように、回り道が過ぎたので、本題に入ろう。
と言っても、このネタ時点でまだ毛利氏に達していないのだから、余興ではあるが・・・。

 端的に言って、品川IMAXシアター「スペース・ステーション」は凄かった!

 はっきり言って、3Dの映像と言えば、昔、筑波万博で見た赤と青のレンズの眼鏡をかけてみた
映像くらいしか思い描けなかった(古すぎ?)。あれっ?富士急ハイランドで見た「999」は 3Dだったっけ?

 とにかく、そんなにすごいものだとは思っていなかった。確かにリピータが出るほどだ。
だが、本編前に流れた、「ライオン・キング」の映像が立体的に見えなかったがために、
余計素晴らしく思えたのかもしれない。
この映像がどんなに素晴らしかったかは、はっきり言って私の語彙では表現しきれない。
ただ一つ言えることは、翌日見たエンデバー内のビデオ映像を遥かに凌駕していたと言うことだ。



2003.2.8

今度こそは、騙されるまいと思った。
会場提供者である同志Dが急遽、臨時出勤になったので、開始時刻が遅れる旨のメールを
午前中に受けていたので、私はかなりのんびり構えていたのだが、
実際は仕事が予定より早く終わったらしく、当初の時間に近い時間に集合となった。
私は、今回も出遅れてしまった。
だが、今回は私を陥れるネタが用意されているとは思わなかった。
少しは疑ったり、また期待もしていたのだが、さすがにネタは尽きているだろうと思っていた。

今回の開催目的は、第一に「トップランナー(以下、TR)富野御大質問」一周年記念である。
しかし、またRD-Styleユーザーの集いでもあった。
私は、開始直後、自作DVD-Rを得意げに再生した。
一つ目は、とある音楽番組間のCMを全てヤイコのRD-StyleのCMで繋げた、
しつこいくらい「未完成のメロディ」の流れるDVD-R。
もう一つは、親指スター・ウォーズと親指タイタニックである。
前者は自分でも嫌になるくらいしつこいものであったので評判はイマイチであったが、
後者”親指映画”は割と好評であったので、良い気分に浸っていた。
キムチチゲはおいしかったし、麦酒のアルコールがちょっと効いてきていたせいもあろう。

「親指タイタニック」が終わった頃、同志D宅のチャイムが鳴った。
「宅急便?」と誰かが言った。随分遅い宅急便である。
その前に、この日は同志Dが北海道に出張に行った際に現地の市場で買った蟹・イクラ・トロが
宅急便で届いていたのだ。
同じ日に独身者宅に二回も宅配便が届くというのも、疑わしい確率ではある。
時前後して、同志Bがそろそろ別なの見ますか的にRD-X2のHDDから一つの作品を再生し始めた。
だが、どうしてメンバーが一人欠けている状態で次の映像を流し始めたのか?
その時の私は、一瞬そう思ったものの、ほろ酔い気分と祝典テンション、
そして映像に見とれて、そんな感情はすぐに消失してしまった。

同志B彼らしい作り込まれた、「富野御大一周年」を祝した映像だ。
私はそれに見とれていた。やっぱり、RD-X2単体でチャプターを切って編集したくらいでは
ダメなのだな。やっぱりPCで編集しなきゃ。いつパーツ集めようかな〜と思いつつ、
見とれていた。20:00過ぎだったろうか?

宅急便にしては同志Dは玄関から戻ってくるのが遅い!
内戸を閉めて玄関に出て行ったのも気になったが、野郎5人が密集している醜態(?)を
晒すのが嫌なのか、はたまた「引越当日に警官が来た」という過去があるので、
念のため(?)扉を閉めて出たのか?

それにしても、長い・・・。宅急便なら、ハンコ押すだけでしょ。でも、印鑑取りに戻ってこない。
着払いにしても財布を取りに戻りそうなものだし・・・。やっぱり警察か?
それとも、「うるさい」って近所からの苦情か?

少し心配しつつも、映像に夢中になった。なにせ、映像編集者の同志Bの解説があるのだから、
なおさら集中してしまう。

どれほど経過しただろうか・・・?
内戸を開けて、同志Dが戻ってきた。
なにやらコンテナのようなものを手に抱えて入ってくるではないか。
・・・。んっ?なんだあの格好は!、あのマークは・・・(!?)
と思うまもなく、私以外の他のメンバーが立ち上がり、ズボンを脱ぎ、隣の部屋に
整列しだした・・・。
何が起こっているのか私には理解しがたかった。

「えっ?俺もズボンを脱いでこの列に加わらなければならないの?」

同志Dの前に3人が横一列に並んでいる。同志Dは、後ろのパソコンデスクを振り返り、
そこからサングラスを取り装着した!その格好は、なぜか青いつなぎ。
そして、その胸の辺りには、どこかで見たことのあるようなマークが!


(同志諸君、この画像に問題があるならメールくれたまえ!)

私は笑い転げて立ち上がることができなかった。
また、騙された!それも期待を遥かに上回る演出。

「あぁ、君らをTR『アニメーション作家・富野由悠季』収録観覧に誘って良かった!」

しかし、彼等の演出はこれだけではなかった。
ひたすら笑いながら、”青つなぎ”の解説を聞いていると、同志Bが
「誰か携帯鳴ってるよ」と言う。結局その携帯は彼自身のものであった。
電話を切ると、今度は私に向かって「電話かかってくるよ!」と宣う。
私は、極度の興奮状態で、思考回路が滅茶苦茶であったが、かろうじて自分の
携帯を探し当てると、混乱したまま、携帯を手に持ち、ひたすら同志達に状況説明を求めた。

数分が経過しても、私の携帯はバイブルこともなく、かわりに再び同志Bの携帯が鳴る。
どうも、話の内容が私のことを言っているようだ。何?私の携帯の番号を知らない?
そうは言っても、私のことを知っているのだろう?誰だ?
で、私がその電話に代わったのだが、興奮状態の為か、また電話の向こうの人物も、
楽しみ笑い転げていた為か、そして微妙なノイズが相手を特定することを阻んだ。
「ずっと見ていた」という。私の頭はパニックに陥った。どこで見ているのだ?
ベランダ?この寒空に?、押入?と思い押入を覗いたり。
すると携帯の向こうから笑い声が!今の私のあわてふためいて相手を捜す姿まで、
”よく”見えているという。その笑い声には聞き覚えがあった。KNGNである!
私は初め、その相手はKNGNではなく、KNGNは電話口の相手と一緒にいると思っていた。
しかし、少しは冷静になって話してみると、その相手は紛れもなくKNGNであった。

 私はパニクっていた。KNGNはビールも飲まず、鍋もつつかず、ずっとどこかに忍んでいたのか?
「落ち着け、落ち着け」と心では思っても落ち着けない。同志達は笑っている、電話口の向こうでも。
するとKNGNが「同志Cが見えるよ」的なことを言う。私はすかさず、同志Cの場所を確かめる。
眉間の辺に閃光が走った。「どこかにカメラがあるんでしょ?」やっとそこに辿り着いた。

 しかし、そのカメラが見つからない。以前テレビで特集していた、盗撮カメラがどこにどんな風に
仕掛けられているという番組の映像が頭をよぎる。それは何の変哲もない絵の飾られた額だったり、
タバコ箱サイズの物に収められていたり。
ちょうど同志Cを捉える方向には本棚があり、そこには食玩についてくるフィギュアなどが
置かれていた。深く考えすぎの私は、それらフィギュアにスパイサイズのカメラが仕込まれている
と本気で考えていた。なにしろ、この同志達は侮れん。みんなみんな何かしらに対して
マニア的な才を発揮する連中である。中にはもちろん、アキバ好きもいる。

 隠しカメラを探して「これ?」と何度聞いたことか。

続く

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