富野由悠季氏と私
導き導かれし者たち




<T>必然か偶然か?

今思えば、あれは偶然見つけたのだろうか?
それとも必然性があって見つけたのだろうか?
導かれていたのだろうか?

いまだに賛否両論多いと思われる∀が映画化され、近々公開になる。
その情報を求め、ガンダム・パーフェクトウェブに向かった。
いや、その逆か?別件でガンダム・パーフェクトウェブを訪れ、
その時∀の公式ページを見つけたのだろうか?
今、冷静に(今こそ冷静でいられないのだが)考えれば後者だったような気がする。

まぁ、この際、どちらでも良い。
何の気なしに、∀公式ページに行き、掲示板があったからそこをのぞいたのだ。
その時、NHK「トップランナー」に富野由悠季氏が出演と書かれ、
観覧者&質問募集中というトップランナーHPへのリンクが張られていた。
当然、ものは試しでそのリンクを辿ってみた。
するとどうだろう、確かに観覧者募集中となっている。
こうなっては、申し込まないわけにはいかない。
と言うわけで、申し込みページへジャーンプ!
個人情報を記載するのでSSLになっている。やるな、NHK!

だが、同行者の氏名を書くことになっている・・・。
どうしよう?一旦諦めて参加者を募るか。
あいつとあいつ、そしてあいつ、ひょっとしたらあいつも行くかもしれない。
そう思いつつ、同行者を募ってみた。

しかし、このトップランナーのゲストが富野由悠季氏で、
かつその観覧者募集中に出くわしたのは、しつこい様だが、偶然なのだろうか?
もし、ターンエーのHPに行っていなくても、別のルートでこの情報は伝わってきたのだろうか?
今思うに、これは偶然と言うよりも必然性を感じる。
確かに、己のクリック動作で辿り着いたのだから、自分の意志が介在しているが。


<U>奇跡への序章

それから一週間強が過ぎただろうか?
2月14日木曜日のことである。
前日は定時間日にもかかわらず、3H残業+3.5Hのサービス残業をしたので、
この日は定時に強制的に帰ってきた。
家に帰り、メールをチェックすると、アマゾン・コムで申し込んだXbox Special Editionの
予約抽選に洩れた旨を伝えるメールが来ていた。
やっぱり、クジ運良くないんだと諦め、発売日の2/22は任天堂謹製ゲーム・キューブを
買ってやろう
と心に誓った瞬間でもあった。

それはさておき、木曜と言えば、うたばん(ゲスト次第)、金八Part6、恋ノチカラと
近年には珍しくTV漬けの日である。
金八を観ているとき、同志Aから電話がかかってきた。いつもなら、長電話になっていただろう。
だが、同志Aが風呂に入ると言うので電話は割と早く切っていた。
金八が終わり、チャンネルを8chにセットし、深津絵里を鑑賞する準備は整っていた。
そこへ、携帯が振動しだした。メールかなと思いつつ、開いてみると知らない番号が・・・。

その時、いつものように同志Aと電話で話していたら、確実に知らない番号からかかってきた
携帯はとらなかっただろう。かけてきた相手は携帯の番号だった。
やはり、これは運命だったのか。俺は一応電話に応じてみた。
だが、応答がない。何度か「もしもし」と繰り返すと、やっとレスポンスが・・・。

「もしもし、私、NHKトップランナーの製作をしております〜(聞き取れない!)の
**(ここも聞き取れず)と申します。」
と来たものだ。鼓動が一気に早まった。

TVのボリュームを下げながらも平常心を保とうと思った。
そして、携帯(J-PHONE)のアンテナが3本立たない部屋なので、窓辺による。
だが、ガラスには強化用に鉄線が埋め込まれている。これがシールド効果を発揮
しまくりなので、寒風に吹かれながら窓を全開に開け放し、必死に携帯に全神経を注ぐ。

こんなに嬉しいことはない!
このセリフがこんなにもマッチするシチュエーションが他にあったろうか?
興奮冷めやらぬ俺は、電話が終わると、早速、同志Aに電話をかけた。
だが、出ない。何度かけても、どれだけスパンをとっても留守電になってしまう。
この同志Aの留守電には過去に苦い、いや恥ずかしい思いであるのだが、
この興奮を伝えないわけには行かないので、またまた興奮しまくりの
メッセージを残してしまった。

次に、∀を一緒に観に行こうと言っていた(書いていたが正しい?)同志Bの携帯にも
電話をかけるが通じず・・・。
しかし、誰にも話せないことでかえって興奮は鎮まることを知らず、
一人狭い部屋を落ち着きなく行ったり来たり。

だが、恥ずかしい。
何がって?
今思えば、富野由悠季氏がゲストの回の「トップ・ランナー」に当たったくらいで
かなり喜んでいたのだから。

でも、それも当然であろう。このページの他コンテンツを読んでもらえれば
わかると思うが、俺の人生はガンダム、つまり本(もと)をただせば原作者で
監督である富野氏によって、そのベクトルを決められた(狂わされた)のだから。
だから、その俺が、元凶(?)である富野氏をこの目で一目見るのは、当然の権利である。


<V>私の長い週末 前編 箱屋密度
どういうわけか、トップランナーを翌日夜に控えた、16日土曜日、「∀ガンダム 地球光」
を観に行くことになった。
だが、この「地球光」に辿り着くだけでもボルテージはいやがおうにも上がってしまった。
というのも、当初目指していた劇場には「44席しかないから、近隣の劇場へ」と張り紙が
張られていた。同志Bと二人その張り紙を見ているところへ、左手から女の子二人組みが・・・。
同じように張り紙を見ている。
私達は目が点、頭の中「・・・」状態であった。
だって、彼女達は至って普通の女の子だったのだから。
俺はてっきり、油ギッシュなアキバ系野郎共しかいないと思っていたのだ。
女の子いてもコスプレして来そうな子ばかりだろうという偏見でいたのだ。

それから数十分後、別の劇場に辿り着いた。
中に入り、ジュースでも飲もうかと、販売機へ向うその脇に、
(正式にはガシャガシャと言うらしいが、我々の世代では)ガチャガチャが。
見ると、もちろん∀、そしてSD系。
年甲斐もなく、久しぶりの劇場版ガンダム、そして翌日に控えた生トミノ(失礼)の興奮から、
ガチャガチャ、レッツトライ!
すると、どうしたことか、私のゲットしたカプセルの中身は・・・?
「どうして∀にバリュートが?」と興奮しつつ冷静に確認すると、それはキエル・ハイム嬢
やばい、引きが強すぎる!仕組まれているとしか思えなかった。

仕組まれていると言えば・・・。
何気なく空いているベンチを探し、座っていたのだが・・・、混雑後並んでくれと
劇場スタッフに言われると、そこが列の先頭であった!
もう、興奮しまくりである。

いや、まだまだっー!
並んでくだらない会話を繰り返していると、すぐ後ろからトップランナーネタが・・・。
やばい、仕組まれてるのか、私が呼んでいるのか?


<閑話休題>
映画本編については、「いきなりターンエーガンダムを語る」と絡めて、
近いうちに別項で述べようと思います。

ところで、この日の夜、新たな戦地に赴く僚機を祝って、宴を催したのだが、
その2次会で、席の配置上、私は今さながらガンダムを熱く語ってしまった。
そして、生トミノ・ネタでナンパなんてくだらないこと、酔った勢いじゃないと
言えません。(結構お気に入りなネタだったが)
私の周囲に座った方々ご迷惑をおかけしました。ここにお詫び申し上げます。
<閑話休題 終>


<W>私の長い週末 後編 めぐりあい宇宙

そして、翌日曜日が始まった。
前夜は興奮して眠れないかと思ったが、適度に酔い、熱くガンダムを語ったおかげで
ぐっすりと眠ることができた。

前日と同じ映画館。時刻はちょっと早めなものの、昨日の縁起を担いで(?)、
サイドもとい再度ガチャガチャに挑戦。だが、出てくるのはフラットにウォドム。
大人買いの勢いで(同志Bと交互でだが)もう一度挑戦すると、今度はソシエ・ハイム嬢が!
(実際は、2連続でソシエさんが出てきたのだが)
カプセルの大きさは、昔やったガチャガチャのカプセルより一回り大きく、一回200円だ。
でも、満足だ。これでディアナ様でも出れば完璧だったが、昔のガチャガチャが
そうであったように、第○弾とかなっていて、今回の弾ではディアナ・ソレル閣下の御身を
拝見
することができなかった。

そして、昨日と同じように、先頭付近のベンチ(ソファ?)に座って待つ。
心なしか、前日よりもマニーな空気が漂っているように感じたかと思えば、
えぇ貴様らにわかるのか?というような幼い兄弟(もちろん父親付き)までいた。
この私ですら、宇宙世紀ものを理解するのに10年近くを費やしたものだ。
明らかに∀から(幼子が)ガンダムに入って大丈夫なのであろうか?
変な心配をしてしまった。

さて、もちろん劇場版∀「月光蝶」ネタも別項に譲るとして、ここではやはり、
期待通り(?)本題は、生トミノに向けての感情の高まりを伝えねばなるまい。


私は、記念すべき「生トミノ(さん)ツアー」に4人の心強い同志を得た。
そのうちの一人と二日間にわたり∀を観、そしてそれなりに熱く語りボルテージは
徐々に徐々に高まっていた。
だが、私には重大なミスがあったのだ。
富野氏の∀後の著書「ターンエーの癒し」これをこともあろうか、実家に置きっ放しだったのだ。
まさか、トップランナーの収録に当たり、またこんなにも早く収録があるとは
予想しきれていなかったため、前週実家に戻ったにもかかわらず、「ターンエーの癒し」を
持ってくるの忘れたのだ。是非とも、収録日までに読み返し、充分に情報武装した後、
富野氏に質問をぶつけたいと思っていたのだが。

しかし、実家に取りに帰る時間と苦労がもったいなかったので、空いた時間を利用し、
数軒の大型書店を漁ったが、どこにも見つからなかった。
それもこれも、∀が公開されたからだろうか?と気持ちは盛り上がるばかり!

しかし、そんな折思わぬ掘り出し物を見つけたりもしたのだが。
例えば、小説版「逆襲のシャア」。どうして今頃?と思うだろうが、
それはアニメージュ(徳間書店)版。角川版についている副題「ベルトーチカ・チルドレン」が
付いていないのだ。
この存在は、俺の一番熱かった頃に知っていたのだが、当時金がなかったためか
手に入れていなかったのだ。

そして、もう一つはF91のサントラ。これも偶然見つけたのだ。
同行者が劇場版∀のサントラが欲しいと立ち寄ったTSUTAYA。そこで、ガンダムCDコーナーを
見ていたら気づいてしまったのだ。初期のキングレコード・レーベル状態のF91のサントラを。
そして迷わず買ったさ。
(今普通に売られているのは、再販?バージョンで、レーベルが若干違います。
ジャケットデザインは一緒だけど)

いや、マジでNHK入りする際、荷物検査されたらやばかった。
カバンの中には、∀「地球光」「月光蝶」のプログラム。(サーマル上映だから、
同じ日にこの2つのプログラムがカバンに入っているのがおかしい)
そして、これまた前日のも入っているガチャガチャ200円でかカプセル4ヶ
アニメージュ版逆シャア上・中・下巻小説版ターンエー1巻
そしてなぜか三国志の小説まで入っている・・・。

いつもの如く、前振りが長いが、こうして気持ちは充分高揚した状態で渋谷に乗り込んだのであった。


だが、渋谷入りし、同志Cには約束時間に会えたものの、同志Aからは遅れると電話が。
そして、同志Dとは連絡がつかない!
私は、はやる気持ちを抑えきれず「敵前逃亡は軍法会議ものだ!」と騒いでいたのだった・・・。


<X>プレッシャー

トップランナーの申し込み(オンライン)に際して富野氏への質問事項を求められた。
私は他の人と違う観点から質問をぶつけてみればスタッフの目にとまり、
当選確率が上がるのではないかと思い、俺にしか書けない質問を捻り出し、
神にも祈る気持ちで応募してみた。

そして、運良く、収録に参加できることになったのは前述の通りである。
実際、NHK会場入りしてみると、申し込み時の質問を採用され、それを富野氏にぶつけてくれと
頼まれている人間がいることが判明した。
ここだけの話、俺はかなり自分の質問に自信を持っていた
俺の今までの全人生をかけた、そして絶対他の人には真似できないアカデミックな
質問であると自負していた。
だから、俺がこの日、観覧者として選ばれたに違いないと!
ところが、俺が事前にスタッフから声をかけられることはなかった。
だから、よっぽど彼らの質問はすばらしいのだろーよと一人自暴自棄になりかけてもいた。

収録が始まった。前説ではっきりしたのは、やはり質問を採用された人間が数人いて、
俺は確実に洩れたのだと。失望したし、はっきり言って、収録冒頭は頭の中で、
自分の考えていた質問のシミュレーションを繰り返していた。
でも、目は富野氏を凝視していたさ。男にそんなに見つめられたら嫌だろうってくらい。
話が盛り上がれば、それだけ俺は富野氏に集中しつづけた。大体の質問形態も決まった。
シャアではないが、プレッシャーをかけ続けた
運良く、富野氏の真正面にあたる所に座れたのはラッキーであった。
開始直前に席を替わってくれた、同志Dに多謝!
収録中、ことあるごとに、富野氏と視線が合った(気がしつつ)。そして頷いた。

そして、ついに待望のその時は来た。
Face to Faceの質問コーナーだ。
まずは、NHK側から指名された、3人。
さぞすばらしい質問が聞けるのだろうと思い、私は期待した
ところが・・・。その質問の陳腐さ
・「富野さんはどのMSに乗ってみたいですか?」氏曰く「乗りたくない(乗り心地が悪いから)」
・「富野さんは女好きと聞きましたが、今日はどうですか?」
・「同業の宮崎駿さんをどう思いますか?」
おまえら小学生か?20歳過ぎた人間の発する質問か?
そして、NHK、おまえ等は能無しか?少しはゲストのこと調べろよ。
どうしてこうも富野さんの嫌がりそうな質問を選ぶ。
殿様商売してるんじゃないよ!勉強不足だ!

まぁ、宮崎駿さんネタを振るのはある意味正解だが。


本題を外れるが、ここに一つ言わせて貰おう。
質問コーナーに入る前だが、司会者のハナちゃんに”カンペ”で指令が下された。
カンペ自体は、何度も出てきていた。司会者をうまくサポートするために
指示を出していたのだろう。(この命令書もカンニング・ーパーと言うのだろうか?)
それまでのカンペは、すべて黒字で指示されていたのだが・・・。
その時は、赤字だった!おそらく大半の観覧者の目に触れただろう。
ハナちゃん、「エヴァンゲリオン」をどう思うか?聞いて!”と。
私は、思わず、溜息を吐き出すような感じで、左隣の同志Aに「やばいよ!」と言った。
そこは、触れてはならない、NHK!
この気持ちは、あの時のアムロ・レイの様だ。コロニー・レーザーに照射された、
レビル将軍とデギン公王とその影響を受けた人々に向ってアムロがブリッジに
駆け込みながら吐いたセリフ。「行っちゃダメだ!悲しみと憎しみに〜」
私はハナちゃんにそう言いたかった。
案の定、富野氏の答えは、私の予想通りだった。いやそれ以上だった。
良かった、世間の勢いに乗せられ、エヴァンゲリオンを見なくて。
(≒良かった、受験時サボらず勉強して 新城管理官[筧利夫]→室井さん[柳葉敏郎]) つくづくそう思った瞬間であった。


さて、本題に戻り、質問コーナーである。
同業者の宮崎駿氏に関しての質問はまぁ納得だと言ったところだ。
と、ここで、驚くべきことがある。
前述の「同業の宮崎駿さんをどう思いますか?」という質問に対し
富野氏は「彼はよくやっていると思いますよ」と答えたのだ。
その何がすごいって?
翌朝、TVが報じていたのは「千と千尋の神隠し」が
ベルリン映画祭 最高の「金熊賞」をアニメ初で受賞と言うニュースだ。
いくら業界人とはいえ、この話を収録前に知っていたとは思えない。
それなのに、それすら超越して、あんな回答できるのは富野氏だけだと思った。


俺は実際質問するか迷ったが、心に決めた。
確かに、後で「チキンだ!」と言われるのが嫌だという話もあるが・・・。
フリーの質問時間が始まった。俺は躊躇しながらも、手を上げた。
まずは、手を上げたのが早い人間が選ばれた。
そして最後の質問者が求められた。
俺は一瞬遅れて手を上げてしまった。チィ〜ッ!

だが、どうしたことか、NHKスタッフはその一番に手を上げた人のほうへマイクを持ちかけたが、
こともあろうに、富野氏は俺の方をさし、「すいません、あちらの方に」と言われるではないか!

さすがの私も、左の同志Aに「俺?」と確認してしまった。
俺の後ろとかで手を上げてる人がいないとも限らないじゃん。

スタッフが私にマイクを持ってきた。マジかよ?。だてに赤いシャツを着て、富野氏を
凝視しつづけ、目が合った気分になりつつ、プレッシャーをかけ続けたかいがあった。

この2日間の引きの強さは、やはりこの時のためのプレリュードに過ぎなかったのだ。
そして、私は公言どおり、この26年3ヶ月弱の人生すべてをかけて、
とっておきの質問を投げかけた。

えぇっと(←この出だしで落ち着く)、
富野さんの作品に憧れアニメーターになったりする人も多いと思いますが、(一呼吸)
それとは逆に、現実的に宇宙開発等を目指そうとする人たちもいると思うのですが、
そういう人たちをどう思われますか?


一瞬沈黙。やばい怒らせたか?聞き取り難かった?
すると、「難しい質問ですねぇ」と言いつつも、かなり時間をかけ(私への回答時間が
もっとも長かったか?)答えていただきました。

私の質問が富野氏的には一番良かったのではないかと自負している。
私は、シロッコの執念のように(今までの人生をかけ)プレッシャーをかけ続け、
かつ明日からはカミーユのように精神が破綻してしまうのではないかと言うほど、
気合を入れて、質問したのだ。

番組終了後、スタッフの一人が言った。「私はファンじゃないが、編集して40分に
するのがもったいない。200人近くのゲストを見てきたが、こんなに腹を割って
話した人は初めてだ
」と。
俺たちはもちろん、大きく頷いた。

どう編集されて公共の電波に乗るのかは想像できないが、例え私のシーンが
オンエアされなかったとしても私は十分満足である。
決して交わることのなかった2つのベクトル。
その1つは、もう片方から多大な影響を受けていても、
その2つが近づくことすらありえないことだった。
だが、あの時、確実に2つのまるで別な人生がクロスしたのだから。

そして思う。
さすがは、ニュータイプの概念を生み出した富野氏である。
よくも俺を見つけてくれた。(同時に挙手したのは2人だったか?)
確かに、順番的に・配置的に俺の番であるのが順当であったが。
俺自身も、真紅ではないものの赤いシャツを着ていたが。

そして、敢えて言おう、「人間最後は魂ですよ!」と。


高校に受かった時よりも、大学に受かったときよりも、希望の研究室に入れた時よりも
ライバルに勝ったときよりも、贔屓のチームが優勝した時よりも、
ZがDVD化されたときよりも、逆シャアを公開初日に観に行った時よりも、
ドラクエYを発売日前日に買った時よりも、初めてファミコンを手にした時よりも、
あぶ刑事がスカパーで放映された時よりも、

何にもまして、うれしくて・楽しくて・興奮した週末だった


お詫び:かなり興奮して書き、推敲(?)すらも興奮状態から抜け切っていないため、
    一人称が統一されていません。よしなに!



<Y>失望
オンエアをチェックした。
はっきり言って、天下のNHKには失望した。
センスが感じられない。
くだらない作品紹介が多すぎ。
スタジオで流されてない作品まで流してどうするの?

ノーカット版をビデオなりDVDで出せ!

ターンエー放映時にフジテレビの視聴者に対する配慮に欠けすぎた態度に
憤りを覚えたが、それ以上だ。くだらなさ過ぎる。
はっきり言って、あんなのを見たいと思う人間いないだろうに。

(完)

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